皆さん始めまして、サイト運営者のたかねぎです。今回私のプロフィールをこの場をお借りしてお話させて頂きます。少し長くなるかもしれませんがお付き合い頂けましたら幸いです。
・少年時代
私が鉱物採集に目覚めたのは、小学生の頃でした。当時私は、公園で遊んでいた時、近くの枯れ沢で一人のオジサンに出会いました。そのオジサンは、鉱物採集を趣味にされている人でした。私は、当時よく分かりませんでしたがその人に着いて行って色々質問していたのを今でも覚えています。
そのオジサンは心やさしく私に黄銅鉱の塊とルーペをくれました。当時の私は、金をもらったのではないかと思い喜んでいたのを記憶しています。それが私の初めてのコレクションだったと思います。それがきっかけで、自然はこんな綺麗でカッコイイ物を作り出すなんて凄いと単純に興味を持ち鉱物が好きになりました。
一度鉱物が好きになると不思議な事で、色々知りたくなります。しかし近くに詳しい人もいないというのは、よくある話だと思います。私の場合は、幸いな事に、栃木県に住んでいたということもあり足尾銅山に父親が年に何度も連れていってくれ鉱物に触れる機会を作ってくれました。
その売店には、今でも日本各地の鉱物や地元足尾銅山で産出した鉱物を販売しています。私は、なけなしの小遣いで少しずつコレクションを増やしていきました。しかし、子供も大人も一緒かと思いますが、財力には限界がきます。そうすると子供でも考え自己採集にたどり着く事になりました。
しかし、当時、鉱物採集が出来る産地の情報は少なくネットを使っても数えるほどしか見つかりませんでした。しかも、周りの大人は、鉱物に興味が無い人ばかりで地学の学習や産地情報の収集方法も分からないという困った状況です。
行き詰まった私は、中学、高校と近場の産地をめぐる事以外出来ずに過ごしていました。
・高校時代
しかし転機が大学入試という形で訪れました。普通科の高校に通っていた私は、地学を大学で専攻すれば産地なんて関係なく理論的に産地に辿り着けるのではないかと考えました。最初は、それが動機で自分ではかなり背伸びした大学に入試を受けました。高校の先生方には大変お世話になりなんとか地学を専攻出来る大学に入学することができました。やっとスタートに立てたのです。
・大学時代
在学中に色々な事を経験することができ、地形図の読み方や地質図の読み方に始まり、地質図が書けるように図学や野外調査の基礎、過去の文献調査や科学分析の手法、卒論と地学の技術者として必要な事の基礎を学部で学ばせていただきました。
残念な事に、当時の私は、出来の悪い事から自分のスペック以上に努力しなければいけないと思い詰めるようになり精神的に追い詰められて行きました。好きな鉱物に対して自信を失っていた事と実家が家業を営んでいた事もあり志もないまま院生になる事を決断できなかった私は、学部卒という形でドロップアウトしました。
ただ、私は、大学の先生方には、感謝の気持ちしかありません。私の人生で一番幸せな時間を頂き、一生ものの趣味をいただきました。この時から、地学の面白さを誰かに伝えたいと考えておりましたが、この時はまだ勇気を出せないでいました。
・社会人時代
卒業後は、期間が開きましたが鉱物を純粋に楽しめるようになり、学生時代の経験を活かして過去の文献調査や野外調査の経験を活かしてマイナー産地の探索を楽しんでいました。博物館巡りも時間が許す限り行きました。
サイトを通して動画や画像で広く多くの人に見てもらいたいと考えるようになり現在のサイト運営を開始しました。また、新たに鉱物を愛好する人たちができるだけ楽しく学べるように今後も記事制作を頑張ってゆきますので今後とも末永くよろしくお願いします。