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鉱物の採集方法について

たかねぎ

小学生の時に鉱物の魅力にひかれ、大学で、地球資源環境を学び、卒論では変成岩岩石学を専攻し学部を卒業しました。現在は、家業の宿屋を手伝いながら鉱物愛好家の裾野を広げる為にサイトを運営中です。 私自身まだ途上の身です。サイト運営を通してご指導、ご鞭撻を賜りながら交流を深め、鉱物に関する知識を増やしていけたら幸いです。

私の把握している鉱物採取法は、以下の方法になります。ご存じの方がおられましたら、ご連絡いただければ幸いです。より良いコンテンツ作りのため記事をグレードアップして行きます。

鉱物採集のコツについて

標本

1、重い石を探します。

重いというのは、比重が重いということになります。重い金属を含んだ鉱物は、含まない鉱物に比べ重いからです。また、金属鉱物含んでいる場合、転石として採集するとき表面がさびていることが多いです。

2、鮮やかな色をした石を探します。

鉄、亜鉛、鉛、銅などを含んでいると鮮やかな色を見られるからです。銅は青~緑色、鉄は緑の場合と黄色~褐色、などになる場合があります。

3、異なる鉱物の境界に注意して探します。

石灰岩と石英の間に珪灰石が見られる地域があります。これは花崗岩が貫入した際、熱を加えられたことで方解石と石英が反応した結果になります。

ズリ山からの採取

ズリ山

ズリ山とは、鉱山稼働時に選鉱から外れた石の山になります。この中には、最終対象になる鉱物が多く見つかることがありますので鉱山に行ったら最初に見つけたいポイントになります。坑口の付近に分布していることが多いです。

採集道具:園芸用の熊手、バケツ、篩、泥を落とすためのブラシ類、場所によっては水など

穴を掘っての篩の使用は、自然環境保全地域や保安林内だと罰則になる可能性があるので事前に調べておくと安心です。

不安の方は、表面採取でも良品が取れる場合があります。個人的な見解としましては、大雨などの災害が起きると確変が起きていることが多いです。普段は、採取日の数日前に雨が降っていると光物は、探しやすいです。

ガマ(晶洞)開けによる採集(露頭や転石)

ガマ

ガマとは、熱水が結晶化し岩石になる工程でできる空間です。ここには空間が開いていること(粘土が詰まっていることもあります)から、鉱物自体の結晶が成長しやすく見ごたえのあるサンプルが採集できます。石英の脈を追いかけることや、ペグマタイトの脈を追いかけることで採取できます。また、鉱石の転石を割ることでガマが開くこともございます。

採集道具:ハンマー類、タガネ類など

ただ正直申し上げますと、私は露頭からのガマ開けの経験がございません。ガマ開け動画や画像は、ほかの運営者がYouTubeなどのSNSやWEBサイト、ブログなどで紹介されています。詳しくは、そちらをご覧ください。私の経験としますと、鉱石の転石を、大ハンマーで大割したと時に見つかりやすいと感じております。

露頭からのガマ開けは、保安林内だと罰則になる可能性があるので事前に調べておくと安心です。

不安な方は、転石からのガマ開けをおすすめいたします。

転石採集(海岸、河川、山など)

転石

海岸や河川、山などの表面に落ちている石を拾う採取方法になります。

大きすぎる場合は、ハンマーで割って握りこぶしサイズにして持ち帰るとよいと思います。

採集道具は、ハンマー類、タガネ類など

パンニングによる重鉱物の採集

パンニング

鉱物の比重の違いを利用した砂から採取する方法になります。河川や海岸の砂から砂金、ざくろ石、磁鉄鉱、チタン鉄鉱、ジルコン、などを選別することが出来ます。

採集道具:パンニング皿、スコップ、篩など

参考文献・参考図書

・鉱物採集の旅 東京周辺をたずねて 加藤昭 松原 聡 

・鉱物ウォーキングガイド 関東甲信越版 松原 聡 

・鉱物ウォーキングガイド 全国版 松原 聡 

・ひとりで探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑 柴山元彦

・ひとりで探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑2 柴山元彦

・関西地学の旅9 天然石探し 自然環境研究オフィス

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